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[落雷から身を守ろう 前編 ]

突然ですが質問です。

屋外にいる時に、雷鳴が聞こえてきました。
さて、皆さんはこの時、どのような行動をとるでしょうか?

1:あまり気にしない
2:怖いけれど、仕方がないのでそのまま行動を続ける
3:とりあえず、様子を見る
4:怖いので、すぐに屋内に入る

・・・

1〜3と答えた方。
長くなりますが、このままお付き合い下さい。

4と答えた方。
長くなりますが、出来ればこのまま読み続けて下さい。

・・・

落雷から身を守るには...

落雷から身を守る為には、先ず
雷はどのようにして人に落ちるのかを理解しておく必要があります。

そこで今回は、落雷について少しばかりお話をしたいと思います。


落雷による事故には、幾つかのケースがある

人体への落雷は、大きく分けて次の3つのケースがあります。


1:直撃雷

これは、雷雲から直接人体へ落雷するケースです。
直撃を受けた場合、約80%の方が死亡しています。
主に、グラウンド、平地、山頂、尾根等の開けた場所にいると
落雷する可能性があります。


2:側撃雷

落雷を受けた物体や人の近くにいると、さらにその人に放電が移る場合があります。
これを側撃雷と呼びますが、このケースは主に大きな木の下で雨宿りをしているとき
などに起こります。
雷による死傷事故は、そのほとんどが側撃雷によるものだと言われています。


3a:歩幅電圧障害

落雷地点の近くで座ったり寝転んでいると
地表面に流れる電流に感電して、痺れや痛み、やけどを負うことがあります。


3b:電線や金属管を伝わる高電圧による障害

家屋の中にいても、雷の電流は電線や電話線を伝って流れることがあります。
落雷時に、電気器具・電話器・ファックス・ガスや水道のコック等に触れていると
その電流に感電し、しびれや痛み、ヤケドをする可能性があります。

・・・

如何でしょうか?
おそらく、落雷時に3のケースまで考えて行動している方は稀かと思います。

では、次はこれらを踏まえた上で
落雷に対する対応の仕方について考えてみたいと思います。

<中編に続く>
by taka-sare | 2005-09-05 23:52 | 自然・季節に触れて
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