先週は、出張で6日間(中越3日、上越3日)新潟県にいました。 天気予報では、ほとんどの日が雪だるまマークとなっていました。 しかし、実際新潟入りしてみると...なんと上空には見事なまでの青空が。 宿のご主人曰く、この地で青空が出たのは随分久しぶり、とのこと。 (ちなみにこの写真は、その日の夕方に撮影) ・・・ 降雪量は、例年に比べると多くもなく、少なくもなくといった状態か(やや少ない?)。 近年のMAXとMINの状態はこんな感じ。 今年特筆すべき点は、降雪量ではなくその雪質でした。 ご存知の通り、中越地方(内陸)の雪は総じて水気があり重たいのが特徴ですが、今年の雪はなんとパウダースノー。故に、踏みつけるとキュッキュッと音がします(まるで片栗粉を踏んでいるかのよう)。この地を訪れて10年以上経ちますが、こんなのは初めて。うーん、なんだか違う土地みたいで不思議な気分だなぁ。 因みに。(いつ頃からかは分かりませんが)”雪国”(新潟県中越地方)の天気予報は、単に「雪」とはせず、「乾いた雪」「湿った雪」といったように、雪がどのような状態かも伝えます。もちろん、この週はずっと「乾いた雪」となっていたのは言うまでもありません。 ・・・ それから3日後、中越から上越地方へと移動。すると、なんとそこでも青空が。 大荒れの予報だったのに... 結局、新潟にいる6日間の内、まともに降ったのは2日のみでした。 実は、昔から「晴れ男」といわれているのですが... う〜む、こりゃあ「超」の字を冠してもいいかもしれないなぁ。 今回は、こんな感じで。 これらを見てすぐに私の動線が分かった方は、なかなかの新潟通。 ・・・ さて、この不気味な姿の魚はなんでしょう。 富山湾の周辺地域に縁のある方々にしか馴染みがないかも!? 正解は「げんげ」。幻の魚「げんぎょ」とも呼ばれています。因みにこれは、生干しされたげんげを軽く炙ったもの。 生きているげんげは、体中がネバネバの粘液に包まれています(「げんげ」という名前は「下の下」が訛ってつけられたいう説もあるそうです。それほど、ネバネバは忌み嫌われていたのでしょうね)。 [加賀の井 純米酒] 加賀の井酒造(新潟最古の酒蔵) げんげの売られている地区の日本酒を合わせました。 「加賀三世 前田利常公のとき、小林家の宅地内に加賀藩糸魚川本陣が建造されて明治に至るまで毎年 藩主、重臣がここに宿泊した。加賀の井という銘酒は利常公の命名と言われる。(文献 新潟県酒造組合「新潟県酒造史」昭和三十六年) ...故に、新潟なのに”加賀”の井というわけ。 日本最古の飴屋(であるらしい)高橋孫左衛門商店。 そこで作られているのが、この「翁飴」。 越後の米飴を寒天でゼリー状にしたもので固くはありません。 強いて言えば、ボンタン飴のような食感で懐かしい感じです。 この手のものとしては、甘さ控えめ。 言わずと知れた(?)新潟名物「笹だんご(くさのや)」。ちなみに、笹だんごは中国のちまきをもとに、創案したものと、北越風土記に記されているそうな。 添加物は不使用なので、消費期限は3日です。 梱包材は熊笹とすげ。それしか無かった時代だからとは言え、非常にシンプル。若い頃はスルーしていましたが、改めてじっくり見ると包み姿に美を感じます。それに比べて、この時代の梱包のなんと無駄の多いことか...
by taka-sare
| 2008-01-23 04:52
| 自然・季節に触れて
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