ちょっと鮮度が古く、黴が生えそうな話題ですが...
ついに関東地方も梅雨入りをしたようですね。そこで、良い機会なので「梅雨」の語源について、ちょっと調べてみることにしました。 ・・・ 先ず梅雨(ばいう)という言葉ですが、これは中国から来た言葉で、元々日本には無かった言葉だったとのこと。日本でこの言葉が使われるようになったのは江戸時代になってからで、それ以前は「五月雨(さみだれ)」と言っていました。 さて、梅雨(ばいう)の語源ですが、中国で 「梅雨」は「黴の生えやすい時期の雨」という意味があるようで、元はカビのアメと書いて「黴雨(ばいう)」といっていたそうです。それが、カビでは語感が悪いため、同じ「ばい」で季節に合った梅の字を使い、“梅雨(ばいう)”になったのだとか。その他にも ・梅の実が熟す頃の雨であることからそう呼ぶようになった ・この時期は、“毎”日のように雨が降るから<梅>という字が当てられた といった具合に、幾つかの説があるようです。 うーん。私見ですが、最後の説は違うような気がしますが... さて真実は如何に? ・・・ では、何故日本人は「ばいう」を「つゆ」と呼ぶようになったのでしょうか。 これに関して調べてみると ・雨からの連想で露(つゆ)をイメージし、日本ではツユと読むようになった ・梅の実が熟して潰れる時期なので、「潰(つ)ゆ」と言うようになった 等、これまた幾つかの説が出てきました。 なるほど...2番目の説は知りませんでした。 ・・・ このように、梅雨(ばいう、つゆ)に関しては様々な説があるようですが、本当のところは未だによく分かっていないのだそうです。 いやぁしかし、こんなに沢山の説があるとは... 今までつゆ知らずにいました。 * 五月雨(さみだれ) * ”さみだれ”の「さ」は、陰暦の五月(さつき=現在の6月)のことで、「みだれ」は「水(みず)が垂(た)れる」意味。
by taka-sare
| 2006-06-11 14:19
| 自然・季節に触れて
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