日曜の夜、友人に誘われ、埼玉のとある隠れ家的食事処へ行ってきたのですが...そこで供された燗酒(ひこ孫)の美味しさに愕然。一口含むや恍惚となり暫く言葉になりませんでした。神亀(酒造の酒)を初めて口にしてから十数年。あらゆるコンディションのモノを、あらゆるシチュエーション、方法で飲み、様々な美味さを知ったつもりでいましたが...このような経験は初めてでした。
[火鉢で燗をつけるの図] 燗をつけた日本酒は 「ひこ孫」そして「神亀甘口」 確かに神亀自体のコンディションが良かった(と思う。酔っていたのでちょっと自信なし)。食事も大変素晴らしかったし、場の雰囲気も良かった。もしかすると、それら全てが高次元で調和したからこそ、今回の感動が生まれたのかもしれない。でも... そのことを差し引いても、この燗酒は別次元の美味さを内包していました。 五臓六腑というか、細胞そのものに染み渡るこの美味しさは一体どのようにして生まれたのだろう。炭火とガス火の差?それとも、神亀が生まれし土地で飲んだから? その場であれこれ理由を考えるも、直ぐにそんなことはどうでも良くなりました。本物の感動というものは、余計な思考を消し去ってしまうのです。口に含んだ酒がこの上なく美味しい。その事実だけでもう充分でした。 ・・・ 一番知っていると思っていた銘柄ですらこれです。 やはり日本酒は、そしてお燗は奥が深いです。 酔い、もとい、良い体験をさせてもらいました。 * 追記 * 詳しい様子はTB先で紹介されています。 どうぞ、そちらも合わせてご覧下さい。
by taka-sare
| 2006-05-02 22:32
| 飲む・食べる・呑む
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