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[NOと言えない日本人]

昨夜、「ガッツポーズの在り方」と題し、あれこれ書いていたところ、突然パソコン(WORD)より、「不測の事態があった為、強制終了します」との通告がありました。えっ!?そんなこと突然言われたって...そんな私の悲痛な叫びなど何処吹く風のワードは、私の書類をシュレッダーにかけそのままどこかへ消え去ってしまいました。ということは?はい、そうです。保存していなかったのです。

で、書き直そうと思ったのですが、さすがに今はそのような気になれず...結局、こんな駄文を書く始末です。あ、こんな事、ブログに書くことではないですよね。でも、気持ちの整理がつけられず、つい。もし、同情して頂けるのなら、もう少しお付き合い下さい。

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ウィンドウズを初めて体験した時、私を始め周囲の誰もがツッコミを入れたこと。それは、このシステムエラーにおけるコメントでした。

「終了してもよろしいですか?」

聞いておきながら、選択肢は「YES」のみ。事後承諾。
その上、事務的でクールな対応。

当時はこの状況に、「ああ、やはりアメリカの言うことには逆らえないんだなぁ」等と、日米関係まで持ちだして皮肉ったような、いないような。(もちろん、保存をしなかった自分のミスは、棚の高い所に上げて)

こう言う時、とかく人は現実逃避(妄想)をしたくなるものです(まさに今がそう!)。確かその時は、「もし、日本人が日本人的なOS(及びソフト)を作ったらどうだったのか」という仮定のもと、みんなで話し合ったような気がします。

(以下、その時の妄想)

OSの名は「窓(まど)3.1」。
システムエラーが起きると...やはり、選択肢は「はい」しかありません。
しかし、コメントがウインドウズとは異なります。

「実は...そのぉ、誠に申し上げにくいことなのですが...この度、色々とありまして...そのぉ...強制...終了することになりました。いや、悪いのはこちらでして、はい。こちらも出来るだけのことはしてみたんですが...あのぉ、もはやどうにもならず、えぇ。あ、もちろん、今後このようなことは起きないように致します...本当にお客様にご迷惑をお掛けしまい...(後略)」

くどすぎ、そして、あまりにも婉曲的。そこがミソ。
このあまりのくどさにユーザーは、「ああ、分かった分かった。もういいから、さっさと閉じてくれよ」となるのです。

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当時は、こんな事を真面目に話していたような気がします。しかしまぁ、今こうやって冷静に書いてみると、やはりこれはこれでイライラしそうですね。

やはり日本人なら、もっと木訥で潔い方がいいかもしれません。
例えば…

「自分、不器用ですから…(健さん風に)」

とか。

こう言われたら、少なくとも男性は、「いや、そんな頭を下げないで下さい。悪いのはこちらの方なんですから」と自らの非を認め、なおかつ、システム側を思いやることが出来るのではないでしょうか?この他にも、「ぶっちゃけ、もうお終めーだから(キムタク風に)」や「終了して下さいませご主人様(メイド風に)」など幾つかのバージョンを用意し、設定で選択出来るようにすればなお良し。エラーが出ても穏やかな気持ちになれること間違いなしです!(間違いだらけ?)ソフト開発者の皆様。是非ご一考を。

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以上で、現実逃避を終了します。
ここまでお付き合い頂き、本当にありがとうございました。


* 追記 *

後日エキサイトに、こんな記事が掲載されました。
PCの警告、きつすぎます excite
by taka-sare | 2006-04-13 03:28 | 雑感
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