先日、 “ひろうす”と“がんも(がんもどき)”を食べていた時のこと。
妻に、こんな質問をされました。 「ところで、"ひろうす"ってどういう意味?」 ・・・ 関東では“がんもどき”と言うけれど、関西では“ひろうす”と呼ぶんだよ... そう説明を始めようとするも、その先が思いつきませんでした。 う〜ん。何故、ひろうすと呼ぶのだろう... いい機会なので、"ひろうす"についてちょっと調べてみることに。 すると、面白い説に出会しました。 ポルトガル語由来説 なんと、“ひろうす”の語源は、ポルトガルから伝来した南蛮菓子「FILHOS(フィリオース、フィリョース)」だというのです。 (FILHOS:小麦粉と卵を混ぜ合わせて油で揚げたお菓子) 曰く、ひろうす(の名が付く前のモノ)がFILHOSの製法に似ていたから、もしくは、その製法を参考にして“ひろうす”が出来たから、こう呼ぶようになったのだとか。 なるほど... そう言われてみれば、「ヒロウス」という響きは日本語らしくないですよね。 さらに調べると、ポルトガル語の「ヒロズ(肉団子)」からきているといった説も出てきました。 真実は未だ分かっていないようですが、どうも答えはポルトガルにありそうです。 * ひろうす(飛竜頭) * ひろうすに「飛龍頭」や「飛龍子」といった漢字が当てられるのは その形が竜の頭に似ているからだと言われています。 店によって、ひろうすに「ゆり根、銀杏、ささがきごぼう」を使うのは、龍にちなんでのことなのだそうです。(ゆり根:うろこ、ぎんなん:目玉、ささがきごぼう:ひげ) 確かに、先日食したひろうすには、これらが全て入っていました。
by taka-sare
| 2006-02-12 23:59
| 飲む・食べる・呑む
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