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[麺、どう?]

このBlogで何度か紹介したソバプロなるプロジェクト。発足してかれこれ4年目になりますが、今年は、以前から考えていた「栽培した小麦を使ってうどん(乾麺)を作ってみよう!」という企画を実行に移す事にしました。

で、この度、ついに我らのうどんが完成したので、この場にてご紹介!(詳しい話はBlog「ソバプロ」にて紹介する予定なので、興味がある方はそちらもご覧頂ければ幸いです)。


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今回、乾麺加工を依頼したのは、作業仲間(小海町在住)が「ここが良さそうだよ」と紹介してくれた「黒澤製麺所」さん。こちらは、無農薬・無化学肥料栽培をされたもののみを取り扱うという、こだわりの製麺所です。

はじめにメールで依頼をしたのですが、その際「長野県は小海町でこういった活動をしています」とお伝えしました。すると、なんと黒澤さんから「実は私は小海町出身なんです」「小海町の小麦を加工出来るのは大変嬉しいです」といった胸躍る返信が!さらに後で知った話では、製麺所を始める前は、埼玉でお勤めをされていたとのこと。

縁というものはなんとも不思議なもんです。こちらでお願いするのは必然だったのかもなぁ、なんて思ってしまいました。



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こちらは昔ながらの製法で製麺化されています。


先ずは、外皮の近い部分までじっくり時間をかけて製粉。それ故に、麺の色は黒みがかっています。その後、昔ながらの機械を使って、丁寧に圧延。仕上げに、ゆっくりと乾燥させ製麺化します。



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なんだか、この様子だけで期待が高まりません?


麺の太さは「太」「細」「極細」の三種類が出来るとのこと。今回初の試みだったので、三種を均等に作ってもらうことにしました。きっちり熟成させた我らの小麦ちゃん。果たして。


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そして、ついに、我らのうどんがやってきました。その数550袋(250g/1袋)。実際に目にすると、感動と言うか、苦労が報われる思いがします。

さてそのお味や如何に?出張から帰宅後、直ぐさま代理店をお願いした友人の所に行って、先ずは8束(三種混ぜて)購入。その日の夕飯に、早速食べてみる事に。


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この日は「極細」を使って、かけうどんにしました。かけ汁に揚げ玉とネギを散らし。お好みで、塩麹につけ込んであった鶏の胸肉を焼いたものを。

で、肝心の味はというと...

外皮近くまで製粉しただけあって、小麦の風味が豊か。予想以上にイケます!ていうか、この組み合わせが秀逸!!鶏肉が合うなぁ。これは、もも肉よりも胸肉の方がいいと思います。

・・・

先に試食をしていた友人から聞いていた話から、かなり個性的な風味を想像していました。確かに、精白された麺と比べれば「独特」。ですが、この手のものを食べた事のある方なら、この風味は「特有の」となることでしょう。

食感は、決してつるつる喉越しでは無いけれど、ボソボソではありません。他の太さはまだ試していないので何とも言えませんが、少なくとも極細は普通に啜れます。ちなみに。私は、La Terra e il Cielo の全粒粉スパゲティーの食感をイメージしていたので、かなーり食べ易く感じました。あれはまさに「もそもそ」だからねぇ。

黒澤製麺製のうどんを取り扱っているお店(飲食店)によると、風味が濃いのでパスタに使うこともあるそうです。確かにそれは手かも。僕の食べてみての感想としては...具の構成はシンプルにした方が、麺の旨さが楽しめて良いように感じました。

麺だけを食べて思いついた事があるので、次はそれを試してみようっと。


* 追記 *
・無農薬・無化学肥料栽培
・放射能検査済み:検出無し。ベクレルフリーです
・使用塩:シママース
・エージレス入り

近く、一般販売を予定しています。
興味がおありの方、活動に賛同して頂ける方は、ご一報下さいませ。



by taka-sare | 2013-11-19 00:00 | 飲む・食べる・呑む
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