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[快楽に溺れる!?]

昨日、包丁を研ぎ直してもらう為、川越へ行きました。

研ぎ直しをお願いするお店は、「まちかん」こと「町屋勘右衛門」。
川越南町通...いわゆる小江戸川越・蔵造りの街並みにある老舗の刃物店です。

・・・

「1時間ほどお時間を頂いても宜しいですか?」

このお店は刃物のメンテナンスも請け負っている為
お店を訪れると大抵、主人や従業員が包丁を研いでいます。
この日もその例外ではありませんでした。

川越の街は見所が多いので、待つことは大して苦になりません。
私は「宜しくお願いします」と返事をし、店を出ました。

しかし、この時川越は、いつ大雨が降り出すか分からない空模様でした。
そこで私は、出来上がるまでの間”お決まりの珈琲屋”で待つことにしました。


[快楽に溺れる!?]_e0011761_18315854.gif
お決まりの珈琲屋

珈琲豆のクオリティが高いので
珈琲好きにはオススメです。
敢えて店名は記しません。
ヒントは”裏通り”です。




店内にある雑誌を読みながら過ごすこと小一時間。
二杯目の珈琲を飲み終えようかという頃、約束の時間が訪れました。
私は支払いを済ませ、雨降る中、刃物屋へと向かいました。

・・・

[快楽に溺れる!?]_e0011761_18221199.gif

今回研ぎに出した小型の包丁(町勘)

多層鋼による波紋が美しい。
下に敷いているのはコースターです。
包丁の大きさが分かるでしょうか?




帰宅後、早速その切れ味を試しました。
試し切りの相手に選ばれたのは、白菜の漬け物です。

先ずは、まちかんの主人の常套句である
「刃物の重さで、軽く押す感じでお切り下さい」という言葉に従い
刃を滑らせるようにそっと力を加えて切ってみました。

するとどうでしょう。
摩擦をほとんど感じることなく、刃はまな板に到達してしまいました。
その感触たるや...これはもう快感という他ありません。

しばらくは、快楽に溺れながら料理をすることになりそうです(笑)


* まちかん(川越)

江戸時代から続く老舗刃物店。
店内には和洋様々な逸品が取り揃えられており、刃物好きならずとも
ついつい目を奪われてしまいます。
(越後鍛冶の名人・佐治武士のナタ等、一見の価値有り)
店内に入ると、主人が優しい口調で刃物の説明をしてくれますので
その口上に耳を傾けるのも一興です。
そうこうしていると、実際に大根を切ってみませんか?と勧められます。
これはこの店の名物になっていますので、気後れせずに是非一度
刃物を手に取り、試し切りをしてみましょう。
その切れ味に、多くの方は恍惚の表情を浮かべます。
ただし、刃物が好きな方、自制心がない方は要注意です。
何故なら、あれこれ欲しくなってしまうので。
ちなみに...
今回研ぎをお願いした包丁は、以前このお店で入手したものです。
念のため(笑)
by taka-sare | 2005-11-07 23:58 | 雑感
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