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[彼岸の入り]

[彼岸の入り]_e0011761_036156.gif
ヒガンバナ Cluster amaryllis
別名 「曼珠沙華」(まんじゅしゃげ)

曼珠沙華は、“天上の花” という意味。
これは、おめでたい事が起こる兆しに
赤い花が天から降ってくるという
仏教の経典による。
                                           (撮影地:岡山県)





今日は(秋の)彼岸の入りです。
本日を含めこれから7日間が彼岸となります。

この彼岸は、仏教行事ですが
日本独特の行事で、他の仏教国には無いものだそうです。
ちなみに「彼岸」とだけ言った場合は、春の彼岸を指します。
秋の彼岸は「秋彼岸」または「後の彼岸」と言うのが本当です。
 
・・・

今日は彼岸花について少し...

彼岸花は、根のところに”リコリン”という毒があります。
但し、この毒は水で何回か晒せばとれるので
昔の人は、この根の部分からデンプンをとって
飢饉の際の食料にしたそうです。

ご存じの方も多いかと思いますが
彼岸花は、田んぼのあぜ道や土手に多く見かけます。
では、その理由はご存じでしょうか?

先人達は、ノネズミがあぜ道や土手に穴を開けるのを
(彼岸花の)毒性のある球根を植えることで防いできた...
だから、それらの場所に多く見られるのである。
...と、こんな説があるそうです。

なるほど確かに、写真の彼岸花は田圃のあぜに咲いていました。
ということは、この説は正解なのかもしれません。

・・・

秋の彼岸頃になると、突然茎が伸びてきて鮮やかな色の花を咲かせる花、彼岸花。
そして、1週間ほどで枯れるという不思議な花、彼岸花。

韓国ではそんな彼岸花を「サンチョ(相思華)」と呼ぶそうです。
彼岸花は、葉のあるときには花はなく、花のときには葉がありません。
韓国の方は、その様子から「花は葉を思い、葉は花を思う」と考えたわけです。

なかなか、ロマンティックな呼び方ですよね。
その内、○ン様の映画のタイトルに使われたりして...!?
by taka-sare | 2005-09-20 23:59 | 自然・季節に触れて
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