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ジャズの聖地でクラシックを愉しむ



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火曜日は久し振りにblue noteへ。

この日の出演者はピアニストの小菅優。

はて、小菅優ってジャズピアニストじゃないのでは?そう思った方はなかなかの音楽通。そう、小菅さんは、バリバリのクラシック音楽のピアニストです。

小菅優さんの事は、彼女が若き頃にテレビの特集だったかで知ったのですが、その時耳にした演奏が強く印象に残り、以来、機会があれば一度ライブで聴きたいと思っていました。

しかし、彼女は海外をメインに活躍していたのでなかなかその機会は訪れず。最近になって国内演奏の機会が増えてきましたが、縁遠く聴けずじまいとなっていました。

そんな折、たまたまweb上にて、彼女がブルーノートで演奏するという情報が目に入りまして。

えっ、ブルーノートでなんで?

一瞬目を疑い、その先を読み進めていくと、なんでも昨年辺りから「BLUE NOTE TOKYO meets CLASSIC」という新企画を始めたようで。

ジャズの聖地でクラシックを愉しむ。

両方好物な自分にとって、なんと魅力的な企画か。それも長年焦がれたアーティストの演奏が聴けるとなれば、もう行かないわけにはいかないでしょう。

と言う事で。

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妻、初ブルーノート。なので、今回は奮発してソファーなあの席にしました(自分もこの席は初。というか、自由席以外座った事はありません・笑)。

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開演前にシェフズサンドで腹ごしらえ。

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開演前にいつものポテトとドリンクをオーダーして、スタンバイOK。

・・・

我が家が選んだのは1stセット(ピアノソロ)。

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曲の水面に浮かぶ美しい光を掬うのではなく。水の中に微かに見える、さらには目には見えない部分にまで目を向け心を向けたかのような演奏で。

普段耳にするモーツァルトやショパンとは雰囲気が異なる、とても印象に残るものでした(ショパン演奏の間、ふと、アファナシエフの演奏が脳裏をよぎる)。

akiko's diaryや夜想曲(アンコール)は、丁寧に音を紡いでいく。一音一音が心のひだに沁み入るかのよう。

・・・

全体を通じで感じたのは、ブルーノートのデッドな音響が、曲の骨格を浮き彫りにしていた事(グールドのモーツァルトに感じるあの雰囲気と言えば少しは伝わるでしょうか)。

通常クラシック音楽が奏でられるホールでは決して味わえない世界観。

ペダルの効果を多く望めない環境は、演奏スキルや曲への解釈を浮き彫りにするので、ある意味、ブルーノートという空間は演者泣かせの場と言えるかもしれない。しかし、聞き手からすると、新たな発見や感動が得られる可能性のある、興味深い場である。ゆえに、この企画は是非続けて頂きたいな。そう感じた次第です。

いやしかし、初めての小菅優さんのライブ体験がブルーノートになるとは。

ホールではどの様な響きとなるのか。機会があれば体験しにいってみたいものです。

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# by taka-sare | 2022-09-23 10:51 | 音楽・芸能・芸術

まじ卍

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まじ卍!

生涯使う事がない言葉。
そもそも使用法が分からない。

もう、まじ卍!(違」

# by taka-sare | 2019-04-24 14:45 | 自然・季節に触れて

立春

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今年の立春はポカポカ陽気。
そんな日は、林のあちこちで小鳥達の歌声が。

ちなみにこのシジュウカラ君。
歌う前に、リッスン! と言っていたとか…

# by taka-sare | 2019-02-04 00:00 | 自然・季節に触れて

時代が変わる時

中掃除をしていると懐かしい物がサルベージされるシリーズ。


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本日は、懐かしきアルバム。

さだまさしの十五周年漂流記。



八時間半の、年越しロングライブ。



思い返せば、このライブの数日後、昭和の時代は終わったんだよね。



さだまさしはライナーノートの始めに「ずい分長いことやってきたんだねぇ」と書き出しているんだけど、その時から30年が経った事に軽く驚愕。



何の因果か、今度は平成が終わり次の時代へ移行しようとしている。


気がつけば、友人の息子に酒を注ぐようになった。つまりはそういう事だ。


時代を越えて生き続けて

今枯れかけた 大きな樹

けれども その枝さきで

今年の若葉が生まれてる

(夢の吹く頃より)


故に?


この日の夜はこちはの15周年のアルコールを呑む。


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# by taka-sare | 2018-12-03 23:09 | 飲む・食べる・呑む

噛むほどに

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歯応えのあるもの欲す。


と、特別思った訳ではないのだけれども。気が付けば、夕飯には砂肝を、おやつにはケンピを食していた。のは、きっと偶然ではないのだろう。


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四国より連れ帰ったケンピは初食。


これは日本版ビスコッティ。

硬度は九州の堅パンに匹敵。

珈琲に浸す位では軟くはなりめせぬ。


噛んだ時の、この脳に響く感じが懐かしい…

んー、脳が震える…


まぁでも、加藤杜氏や石川杜氏はワケもないんだろうな。


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音楽くらいは柔らかなものを…と選んだのは、リビンぐレジェンド「メナヘム・プレスラー」のピアノ集。


トリオものをあまり聴いてこなかったので彼の存在を最近まで知りませんでした。


元々は有名トリオを率いていたプレスラー。そのトリオを解散しソロ活動を始めたのが80代半ばからというのだから、知らないのも致し方無しか⁉︎(今年で95歳!)。


さておき。その御仁が奏でる音色たるや。去年だったか、視聴コーナーで初めて耳にした時は、しばらくヘッドフォンを外せませんでした。


単に美しいとか柔らかいとかではなく。お爺さんが孫に語りかけているような。慈しみや味わい深さが、知らぬ間に空間に浸透していく。そんな感覚。


興味ある方は是非。


で、気付く。


柔らかな、で選んだものの。これも、噛めば噛むほど、なものだったなと。



# by taka-sare | 2018-10-03 14:42 | 飲む・食べる・呑む