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[国鳥を食す]

先週の土曜日、夕飯に雉を食しました。

...えっ? 雉!?

はい、K・I・J・I。キジです。

私を知る人は「ということは野生のキジを拾ったのか?」もしくは「猟師に貰ったのか?」と思うかもしれませんが...さに非ず。昨年より出張で何度か通っている地域(静岡県)に雉を育てている「きじの里」というところがありまして。これも何かの縁と思い、今回、そこに立ち寄り購入した次第です。


e0011761_16495432.jpg購入したのは「親子丼セット」。
内容は「雉肉200g、卵10個、雉のタレ」。

理由は
1:生卵を食べてみたい(卵は4〜6月にしか手に入らない)
2:キジ肉そのものを食べてみたい。
3:2つを使った料理を食べてみたい。

つまりは欲張りということです。

・・・

発送して貰おうと雉舎を訪れると、主人らしき方が外に顔を出し「どうぞ〜」。
で、誘われるままプレハブ?に。中は至って簡素な作り。
「何かオススメはありますか?」と聞くと、主人は困った顔をして「うーん」。
あれれ?反応が薄いなと思った私は、質問の切り口を変えることに。

「話によると雉の卵は美味らしいですねー」。

するとまたもや困った顔をして「うーん」。その後暫し間をおいてからこう続けました。「どうですかねぇ。田崎さんは(注:ソムリエの田崎真也)そう言ってくれているらしいんですけれど...いやー正直私には良くわからんです。まぁ毎日食べていますもんで」

・・・

後で知ったことなんですが、最近?田崎真也氏が出した「地方で食べた絶品なんちゃら(←かなりいい加減)」とかいう本の中で、ここの卵が取り上げられているのだとか。

・・・

こういう場合は大抵「うちの卵はね、あの田崎真也が絶賛したんですよ〜!」などと自慢げに宣伝されて(その旨がそこかしこに貼り紙してあったりして)辟易することが多いのですが...ここはそういうことがまるで無く...むしろ拍子抜けしてしまうほどでした。まぁ一応、田崎さんの本はありましたけれどね。でもその本は...
テーブルの片隅にぞんざいに?置いてありました(笑)

・・・

e0011761_16505117.jpg先ずは、肉そのものを食べてみることに。
ゲランドの塩をふり軽くソテー。

野生のキジを食べたことのある方に聞いた話では「堅い」「臭い」とのことですが...家禽のキジは適度に弾力があり、臭くはありませんでした。味は濃厚。でも、くどくはありません。噛めば噛むほど味が出てくるので、長く余韻を楽しむことが出来ました。


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[睡龍 生酛]  久保本家酒造

合わせたお酒はこれ。


その後、親子丼を作りました。
キジの親子丼はさっぱりしていて、スルスルと食べてしまいました。
これはお腹一杯でもぺろりといけます。



・・・

翌日、王道の卵かけご飯に。
コクはあるのですが、後味はとてもさっぱり。
これまたスルスルと食べてしまいました。


e0011761_1650156.jpg[キジの卵]

鶏卵よりもかなり小さめ。

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* おまけ *

日本人のキジ食の歴史は古く、なんでも平安時代の文献に献立が載っているのだとか。余程昔から日本人はキジを食べてきたんですねぇ。
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by taka-sare | 2007-04-26 01:03 | 飲む・食べる・呑む | Comments(0)

[目纏いがやってきた、ヤア ヤア ヤア]

先日、山中で仕事をしていると、一匹の小さな虫が目の周りにやってきました。
…今年初の目まとい(目纏い)です。

「センセー、目まといって何なんですかー?」

はい。目まといとは、その名の通り、目の回り(それも目の直近)をまとわりつくように小刻みに跳び続ける、小さなハエのような虫です(ユスリカの仲間)。

・・・

右を向いても左を向いても、常に目の前でブンブン。エイ!ヤア!と手で払いのけても、直ぐさま目の前にやってきてブンブンブン。“こやつら”に見つかったが最後、どんな手を使おうとも(命を奪わぬ限り)決して逃れることは出来ません。それはまるで、テレビでよく見る芸能レポーターのようです(といったら言い過ぎか?)。

うーん。上手く回避する手立てはないものだろうか...

ん!?待てよ...もしこれが犬だったら...可愛いじゃないか。
よし、これからは奴らを犬と思うようにしよう。

...無理だな。




* 蛇足という名のおまけ *

目まといって夏の季語だったんですね。
恥ずかしながら、最近知りました。
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by taka-sare | 2007-04-19 23:13 | 自然・季節に触れて | Comments(0)

[手軽と手抜きは非なるもの]

以前この場で書きましたが、珈琲好きな私は出張の際「珈琲セット:出張版」なるものを持参することがあります。

ですが...

そんな私でも、時にその行為が億劫になることがあります。
(いつも時間があるわけでもないですしねー、と言い訳をしてみる)
じゃあそんな時はどうするの?


e0011761_23182650.jpg[ドリップバッグ]

はい。そんな時はコレ。

「ドリップバッグぅ〜!!(ドラえもん風に)」

え〜!?
そんなのでいいわけ〜??




実は私も、珈琲に凝り始めた頃は「珈琲は豆を挽いてドリップしてなんぼやろ〜。こんなの邪道だぜ!」と思っていました。しかし、いざ使ってみるとこれが結構悪くない(但し、そう思える商品は限られますが)。いやー、この手軽さでこの香味なら何も文句はありません。何より、以前のようにミルを忘れて...なんて事は起きえませんからね...(苦笑)
いやはや、何事も狭い了見はいけませんねぇ。

え〜ホント〜!?そんなに美味しいの〜??

まぁ確かに、きちんと淹れた珈琲には敵わないかも知れません。
でも...下手な喫茶店より遙かに良いのは確かです。
珈琲好きで出張族の方にはオススメです。

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by taka-sare | 2007-04-16 22:58 | 飲む・食べる・呑む | Comments(0)

[冬の名残]

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ツグミ(静岡県)



桜は散り、山は萌葱色に...

辺りはすっかり春模様。


そんな中、冬鳥のツグミが、名残惜しそうに辺りをウロウロ。



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「そろそろ故郷に帰ろうっかなぁ」



ツグミが去ると、ほどなくして、夏がやってきます。


嗚呼、冬の終わりを惜しむ間もなければ、春の到来を喜ぶ暇もなし。

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by taka-sare | 2007-04-12 22:07 | 自然・季節に触れて | Comments(0)

[花より団子]

昨日は休み。
桜が満開なので、のんびり花見でもしながら昼酒でも愉しむか...
と思っていたら。
突如雨がザーザー。おまけに雷がゴロゴロ(東京では雪が降ったんですね)。
仕方がないので、花見は諦め家の中でゴロゴロすることにしました。

でも、少しくらいは春を味わいたいなー。
ということで、この日の夕飯のテーマは「春を味わう」に決定。
ちょうど頂き物の菜の花があったので、「菜の花と鰆のさっぱり煮」を作ることにしました。


e0011761_171287.jpg先ずは、気になっていた新製品「エビス・ザ・ホップ」で乾杯。

ホップと来たら、ステップといきたきもの(飲む為の理由は何でもいいのです)。
ということで、早々に選手交代。新エビス君。とりあえずのお酒になってしまいスミマセン。
ちなみに。おかずの写真はありません。何故って、いやーこれが思いの外、美味しく出来てしまいましてネ。撮影を忘れ食べてしまいました(苦笑)。



e0011761_175482.jpgで、ステップに選んだ酒はコレ。
「ひこ孫 純米吟醸槽口酒 飯島町栽培収穫山田錦(神亀酒造)」

うーん、やはり菜の花と鰆には日本酒ですなぁ。
まだまだ若い感がありますが、今回はその初々しさが春らしさとマッチするのでOKです。

呑んでいる内におかずが無くなったので、途中からそばがきをアテに。


妻は何度か作っていますが、私が作ったのはこれが初めて。
その出来はというと...
蕎麦屋のようにとはいかないまでも、結構上手くいったか...ナ?
味は、蕎麦の風味がしっかりと感じられGOOD!
ま、某蕎麦屋で仕入れたそば粉だから当然か。
作り方のコツも聞いたしね。

・・・

さて、「ホップ」「ステップ」と来たら、「ジャンプ」まで行かねばキリが悪い。ということで、もう一銘柄飲むことに。

ここで一句。
「呑む理由。何故か後から、付いてくる」
コーン(注:効果音)。


e0011761_173722.jpg選んだのは「特別純米酒 初霞(久保本家酒造)」

名前からして春らしくていいですね。
いやしかし、この酒のせいか目が霞む...

...ってそれもそのはず。こんな時間だもの。
今日は朝早くから出張だというのに。大丈夫なのか、俺!?(もう手遅れ)

というわけで、今宵はここまで。
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by taka-sare | 2007-04-05 03:18 | 飲む・食べる・呑む | Comments(0)

[珈琲は苦い]

世界最大のコーヒーでギネスに挑戦 パナマ Excite

一杯のカップに珈琲がイッパイ...
ダジャレのようだが、本当の話。
記事によると、コーヒー産業に目を向けさせることが目的だったのだとか。

パナマって、そんなに珈琲栽培が盛んなの?

はい、日本ではまだあまり知られていませんが、パナマは上質な珈琲を栽培しており、今後が期待されている産地なのです。

・・・

e0011761_18521222.jpg珈琲と聞くと「優雅」「癒し」などをイメージしがちです。実際、私は日々、珈琲のお陰で随分と癒されています。しかし、ちょっと俯瞰し生産地と消費国の関係を見てみると...フェアトレードという考えは徐々に浸透し始めてはいるものの...まだまだフェアからは程遠いというのが現状です。

そのような関係でいる内は、たとえどんなに美味しい珈琲を飲んだとしても、心から癒されることはないでしょうね。だって、心にいつまでも「苦い」後味が残りますから。


そんなことを思いつつ、今日も豆を挽き、珈琲を淹れています。
いつの日か、珈琲が平和・平等の象徴となることを願いながら。
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by taka-sare | 2007-04-04 04:14 | ニュースを読んで | Comments(4)

[背脂チャッチャッチャッ]

先日、新潟県は燕市にて、ご当地ラーメンを食べました。


e0011761_11441329.jpg[燕三条系ラーメン] 新潟県燕市

一時期、一世を風靡した「チャッチャ系」と呼ばれた背脂たっぷりラーメン。
その発祥の地がここ新潟県燕市ということを、私はつい最近知りました。




この地域のラーメンの特徴は

・背脂たっぷり魚だしスープ
・コシの強い太麺
・トッピングに玉葱のみじん切り

大まかに言えば、この三点があげられると思います。

ちなみに、同席した仕事仲間(ラーメン博士)の話によると、八王子ラーメン(というカテゴリーがあるらしい)にも玉葱のみじん切りが使われているとのこと。へー。

・・・

いやーしかし。背脂がたっぷり入っているだけあって、スープが熱いのなんの!

どうして燕三条系ラーメンは、これほどまでに背脂を入れるのだろうか?
そう思った私は、帰宅後調べてみることに。すると、燕市で食べたラーメン店「らーめん処 潤」のホームページ上にて、私の疑問に対する答えが書かれていました。

それによると...

昭和の初め、利用価値が無く廃棄処分されていたかった豚の背脂を、何とか利用できないかと考えたのが、燕三条ラーメン誕生の始まりなんだとか。また、当時多かった栄養失調の子供達を少しでも力づけようという思いも込められているんだそうです。

さらに。
燕市が洋食器の街として栄えた時代、夜遅くまで稼働する工場から大量に出前注文が大量にあった。そこで当時のラーメン屋が「時間が経ってもスープが冷めないように」との思いから、背脂をたっぷり浮かせたのこと(ちなみに、麺が太いのは麺がのびないようにという思いから)。

なるほど。背脂は思い遣りの象徴だったんですねぇ。
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by taka-sare | 2007-04-01 13:13 | 出先・旅先での一コマ | Comments(0)