さて、腹も心も満ちたことだし。この後はどこへ行こう...
「いつもの"あの"ルートを辿ったんじゃないの?」 うーん鋭い。確かにそれは脳裏を過りました。しかし。 このあとは、お決まりのルートどころか、もう飲むことはありませんでした。 意外ですか?はい、そういう日もあるのです。 ・・・ 先ずは新橋へ行き、その後、ブラブラと歩きながら有楽町へと向かうことに。 新橋では、Tにてスイートなブツを入手。有楽町では、カメラな店やノーブランドなブランド店などに立寄り、必要なものやそれほど必要でないものなどを入手。と、ここで、物欲まみれな自分に気付く(遅い?)。こんなことでいいのか?自問するも答えは出ず。そこで、ブツのことはブツに聞いてみようと、奈良から上野に出張中のあの御二方を訪ねることにした。 夕方頃になれば割と空くと聞いていたが、会期があと僅かだったからか、平成館の前にはいまだかなりの数の人が列をなしていた(約一時間待ち)。さてどうしたものか列を見渡すと、その大半は修学旅行生と御年配の方々。ということは...それほど長居はしないだろう(夕飯前だったので)。そう予想した私はしばし敷地内で時間を潰すことにした。 六時頃にもう一度会場を訪れると、狙い通り、そこに先ほどの行列はもうありませんでした。 以下、簡単に感想をば。 薬師寺展の一番の見所と言われていた日光・月光菩薩立像は、いつもの神々しさ?が影を潜め、代わりに人間っぽさが前面にあらわれていた(ように感じた)。光背が取り外されていたから?いつも中央に鎮座している薬師如来が不在だから?はたまた、あらゆる角度からなめ回すように観ることが出来るから?いずれにせよ、薬師寺で観るよりも大分身近に感じられた。 初めて見た両菩薩の背中は、艶かしく、かつ、躍動感に満ちあふれていた。 とにかく写実的で芸が細かい。例えば着衣の質感とか、足の指の甘皮の部分とか。 観る角度で重心の具合とか表情の具合がコロコロ変わるのは面白かった。おそらく、四方八方からじろじろと観ることが出来なかったら、ここまで感じることは出来なかったことだろう。東京国立博物館専属の展示デザイナーである木下史青の力によるところもあるのだろうか。 他にも思ったことはあったはずだが、それを書くにはちと時間が経ちすぎた。 ということで、とりあえず両菩薩像についての感想はこれにて。 他にも興味深い展示物があったが、それらについては割愛。 ハートマーク模様が印象的な「三彩多嘴壺」は妙に心に残った。 ・・・ 帰宅した後、購入したブツを並べる(写真は一部)。 [新橋で入手したスイートなのブツ@たちばな] 前回は「さえだ」だけだったので、今回は「ころ」も購入。違いは形状のみ。しかしその違いで随分と印象は変わるのだと思い知る。やはり形状は大事。ちなみに私は「さえだ」が好みである。 [ヘッドフォン@AKG] 本当は高校時代から狙っているSTAXかゼンハイザーを考えていたのですが、資金不足の壁は越えられず。そこで不可(負荷?)の少ないこちらを購入した次第。もっとも、今そんな資金があったら、飲みか旅行か新型ミルかエスプレッソマシーン等に使うだろう。 菩薩を観て心が穏やかになれど、直ぐさま物欲に支配される私。 でもいいのだ。煩悩あれば菩提あり、なのだから(誤用)。 我ながらいい加減なこと言っとんなぁ、と自らに突っ込みを入れながらかりんとうをボリボリ。結局この日悟ったのは「さえだの方が風味を楽しめる」ということでした。 こうして、我が誕生日の翌日はゆるりと過ぎ去っていったのでした。
by taka-sare
| 2008-06-17 00:40
| 音楽・芸能・芸術
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