ここのところ出張続きで疲弊気味だったせいでしょうか。ある日突然、無性に鰻が食べたくなりました。ちょうどその翌日(平日)は休みだったので、以前から気になっていた鰻屋に足を運ぶことにしました。そのお店は「そんな、オーバーな!」と思うくらい絶賛されている(否もまた多いが)老舗の鰻屋ですが...果たして。
行列必至と各方面から耳にするこのお店。しかし我々夫婦は並ぶほど根性が無い。だったら開店前に行って待った方が余程いい(「どうせなら最初のターンで入ると待ちが少なくていいよ」という妻の友人のアドバイスも参考にした)。ということで、開店30分前に最寄り駅に。で、人気の無い街を歩くこと数分。あっという間に目的地に到着。すると...なんと一番乗り。午前中は霧雨だったから? 店の向かい側で列車が何度か往来した頃、閉ざされたシャッターがガラガラとあがる。のち、どうぞ中へと誘われる。老舗というだけあり、なかなかの雰囲気。期待が高まる。 案内された大広間の一番端に座ると、間を置かずにメニューを端からざっと流し読む。で、早速注文。待っている間、周囲を見渡す。パッと見、定員50名(25テーブル)ってところだろうか。窮屈なイメージがあったが思っていたよりもゆとりが有り、居心地は悪くない。ちなみに客は全部で30人くらい。うーむ、並ばなくても入れたなぁ。 この日は朝から肌寒かったので、待っている間に身体が少々冷えてしまいました。 ということで先ずは悪寒を、否、お燗をつけてもらう。 え?銘柄? 「日本酒」です。日本酒。 郷に入ってはナントヤラ。 それを聞くのは野暮ってぇもんです。 さて、それほど待たずして、注文の品がやって参りました。 やはり、第一ターンで入ると早く出てくる模様。 (追記:そうでもないようです。タコさんからのコメント参照)。 一品目は「うざく」で。疲れた身体に酢が染み渡る。 続いては、う巻きをば。たまごはふわふわ。中は鰻ミンチ(って書くと不味そう)。 隣にいた上品な老婦人達(二人)も、ここまで全く同じメニュー。 美味しそうにつまみながら、お銚子を傾けている様が何とも素敵で。 何だかほっこり(引用:サラリーマンNEO)。 鰻が来るまでもう少しかかりそうだったので、追加注文。 注文の品は「やきとり」。これもこの店の名物らしい。 焼き鳥を頬張りながら、燗酒をチビチビリ。 串の下から2〜3番目が旨し。 この辺りから、凝り固まっていた心身の疲れが解けてくる。 小一時間して、本命が登場! 写真なんか撮ってる場合じゃねぇ!と自らに突っ込みをいれつつ、パチリ。 本意じゃないんですが。嗚呼、悲しきブロガーの性。 焼き加減は中ふうわり。タレは想像とは違い濃すぎず上品。 友人から米が柔らかいと聞いていたが、この時はそうでもなく。 私は固めが好きなので、これは良かった。 最後は肝吸いで〆。 なぜか、東北の池の水面を見ているかのような錯覚に陥る。 と、こんな具合で一時間ちょい。 古いが清潔感のある建物と、騒がしくない店の内外が、いい具合。 お陰で、ゆっくり寛げ、良き時間を過ごすことが出来ました。 さて、腹も心も満ちたことだし。この後はどこへ行こう。
by taka-sare
| 2008-06-02 02:50
| 飲む・食べる・呑む
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