[処暑になると思い出すこと]

昨夜、岡山より帰ってきました。

飛行機は台風を避ける為、岡山空港を飛び立った後、日本海ルートを飛行。
新潟上空まで飛行した後、茨城方面へ進路を変え
羽田空港へと向かいました。

・・・

昨年、岡山県は台風の被害に遭いました。
特に瀬戸内海に面した地域の被害は甚大でした。

今回、私は岡山県の北部にいましたが、県北部も例外ではありません。

e0011761_1532558.gif


一年が経った今も、山のあちらこちらで倒木が見られ
その様子を見るだけでも、被害の大きさが容易に想像出来ます。

・・・

現地のニュースで
倒木の除去作業がほとんど進んでいない...という現状を報じていました。

今回、台風は中国地方を襲わなかったので、土砂災害の心配はありませんでしたが
もし、この先直撃するようなことがあれば、間違いなく大変なことになるでしょう。

予算の問題、林業の衰退等、諸々の問題が作業を滞らせているのは分かります。
しかし、この状況を目の当たりにすると、何とかならないのだろうかと思ってしまいます。

人命に関わることなのです。
本当にどうにもならないことなのでしょうか。

岡山では頭の痛い問題のようです。

・・・

これは、昨年の今頃、同じ土地を訪れた際の話です。
私は、通りがかりの郵便局員に声をかけられました。

その日は台風が通り過ぎた翌日だったので
私は挨拶をした後、「昨日は大丈夫でしたか?」と伺いました。
すると、郵便局員は私の問いに対しこのように答えました。

北陸や信越地方の事を思うと胸が痛むよねぇ。
ここはまだ被害が少なかったから...

私はこの言葉を聞いて、ハッとしました。

人は通常、自身が大変な時は自分のことを語り出すものです。
しかし、この方は違いました。
なんと、自分以外のことを心配していたのです。

きっと、物事を俯瞰して見ることが出来る方なのでしょう。
そして、何よりも心の優しい方なのでしょう。

逆の立場だったら、私はどう答えただろう...


以降、台風が発生する度に思います。

この方のような
他人の痛みを自分の痛みの如く感じられるような人間でありたい...と。


* 処暑 *

暑さが収まる時期。
朝夕は心地よい涼風が吹く頃。
そして、台風のシーズン。
[PR]
by taka-sare | 2005-08-26 17:01 | 雑感 | Comments(0)
<< [夏の終わりに] [鮎を食べて思う] >>