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[暑気払い]

猛暑という言葉を調べてみた。

<猛暑:激しい暑さ、酷暑>

つまり「猛」な暑さであり、「激」な暑さであり、「酷」な暑さと言うことか....文字を見ただけで、3℃増しの気分。

そんなわけで(どんなわけ?)日曜の夜。
中学時代から遊んできた友人達を集め「暑気払いの会」なる宴を行いました。
テーマは「ゆるく」かつ「効率的に」。

・・・

その全てを書くと、膨大な量になってしまうので、ここではその一部を紹介。


[暑気払い]_e0011761_16174927.jpg会場となった某蕎麦屋の屋外に、とある食材専用の炉を作成。

先ずは、ブロックで大きさを決め。
囲った中に砂を敷き詰め、炭を熾します。
安定したら、その上に備長炭を。





[暑気払い]_e0011761_1618818.jpg[天然鮎32匹 利別産]

友人の蕎麦屋が3周年を迎えたので、そのお祝いにと鮎を差し入れ。

鮎釣りが趣味の仕事の先輩に、北海道から釣りたてを送ってもらいました。



この方の釣る鮎はいつも素晴らしいのですが、今回送って頂いた鮎も、身の締まり方、香り、等々、全てにおいて見事の一言でした。

下準備をした後、串をうち準備完了。
焦らず、遠火の強火でじっくり焼きましょう。

その間、一旦室内に入り皆で乾杯。後、談笑。

・・・

火の当番から「鮎の様子を確認して」と言われたので、外に出て鮎を確認。
見ると表面は飴色になっており、焼き加減はかなりいい感じ。
暫くしたのち、いい香りが辺りに漂い初めたので、頃合いに焼けた鮎から順々に配る...が。余りにもいい香りがするので、堪らず合間に一匹キープ。
だ、だって。焼き加減のチェックはしとかなきゃいけないから...(と何故か言い訳)。で、がぶりとその身を頬張ると...

う、うめぇ!!

いやー、鮎のハラワタってどうしてこんなに旨いんだろう。
ある意味、旨い苦味の頂点ではないでしょうか。当然その身も旨く。
もうあまりの旨さに、口内に残りし余韻だけで何杯も飲んじゃいました。
友人の猪口も、注いでも注いでも、杯(どぶ)は直ぐに空っぽに。
だよねぇ。嗚呼。良きかな〜。

はぁ〜、大人の味だね〜!と悦にいる我々。
その近くでは、友人の子供達が「旨いー!!」と連呼、そして笑顔。
え?はらわたが旨い?
オ、オトナッスネ...
時々、私の杯に視線が合っていたのは、気のせいだと思いたい(笑)

それにしても、大人のみならず幼児達をも唸らせるこの鮎。
これは余程の清流で育った鮎なんだろうなぁと思ったら。
この鮎の故郷である後志利別川は、国土交通省が実施している全国一級河川の水質ランキングにおいて、昭和62年から平成2年の4年連続、以降平成6年、平成12年、平成14年、平成15年の過去8回も1位に選ばれし清流河川でありました(引用:国交省 河川局ホームページ)。やはりそうかと納得。

・・・

[暑気払い]_e0011761_16183834.jpg岡崎出身の参加者(大先輩)からは、超オススメという五平餅の差し入れが。
曰く「これは他とは一線を画す美味しさ」とのこと。

うひゃー、そんなことを言われたら....期待に胸が膨らんでしまうじゃないですかぁ。


こんな感じかなと焼き上げた五平餅を一口頬張ると。
おー、確かにこれは旨い!
餅の厚み、米の潰し具合が絶妙。さらに、上に塗った特製ダレが素晴らしい。

こりゃー、そこらのとはワケが違うわい。
そう喜んでいる我々に、差し入れ主はニッコリ微笑み
「これでは焼きすぎなんです」
と一言。マジッスか?
では、お手数をおかけしますが、是非とも本当の焼き方を!!
てなわけで、お手本を見せて頂くことに。

ほー。表面が軽く焼けたら、さっとタレを塗り完成ですか。
なるほど、その位でもういいんですね。

早速、出来上がった五平餅を食べてみると...
「あ、全然違う!」
先ず、タレに使われているショウガの香りが生きています。
そして、焼けた餅の食感が素晴らしい!旨い!
なるほど〜、こうだったのね〜と皆納得。
Aさん。勉強になりました。

・・・

焼き物が終わった後は室内で談笑。
アテは、穴子寿司、サバ寿司、煮込み、沖縄すば、枝豆、豆腐、浜納豆、オクラを炊いたやつ、等々。お酒は「どぶ」&「神亀(純米 上槽中汲み)」から「辨天娘」へと移行。そして絶品フルーツ&スイーツも。そのどれもが美味しい。

[暑気払い]_e0011761_16185237.jpg

この日の為に福島へ行き自ら収穫してきたという桃やら、自分では絶対に買えない高級フルーツやら。





[暑気払い]_e0011761_1619870.jpg



こんな夏らしいスイーツも。







旨い食べ物と旨い酒。
そして、それらを共有できる気心の知れた仲間達。

暑気すらも心地良く思える、束の間の贅沢な時間でした。
by taka-sare | 2007-08-14 12:33 | 飲む・食べる・呑む
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