[キサラギ]

2月は「省資源・省エネルギー月間」です。
クール&ウオームビズの影響か、最近は電車や公共の建物の室温が幾分か改善されてきているように感じます。しかし、未だ「夏寒く、冬暑い」ケースに出会すことが少なくありません。

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電車の空調と言えば、こんな体験談があります。

以前、真冬に満員電車に乗り合わせた時、過剰な暖房と乗客の熱気で気分が悪くなったことがあった。周囲からも、「暑すぎる!」「送風にしろ!」の声があがっていたが、窓の近くにいる人はその窓を開けようとはしなかった。

その後も暖房の温度が下がる気配はなかった。業を煮やした私は、天井にある外気口を開閉するレバーに近づき、レバーを”閉”から“開”の位置へと動かした。丁度その時、どこぞのサラリーマンのおじさんが、体を目一杯伸ばし窓を開けた。私は心の中で、おじさんナイスと叫んだ。

新鮮な空気が車内に注ぎ込む。同時に周囲の乗客は一斉に大きく深呼吸をした。
やはりみんなも相当暑かったようだ。車内に流れる外気は冷たかったが、その時は心地よい涼風に感じられた。

しばらくして、車内アナウンスが流れた。

「車内の窓を開けるなどして、換気するようお願い致します(要約)」

それを聞いた私は、思わず一言。

「もう遅いよ...」

他の乗客も、心の中でそう思ったのだろう。
あちらこちらで、深いため息が漏れた。

それから何駅か過ぎた辺りで、車内の空調は暖房から送風になった。

・・・

電車は温度調整が難しい(細かい調整がきかない)のかもしれません。
仮に出来たとしても、寒暖の感じ方は人それぞれです。
故に、乗客全ての希望を満たすことは難しいでしょう。

では、どうしたら良いのでしょうか。

良案は思い浮かびません。
しかし、先ず第一に考えなければならないことはあります。
それは、体調が悪い人、そして、環境に対する配慮です。
ならば先ずは、弱冷房車同様、弱暖房車なるものを作ってみてはどうでしょう。
(既にあったらごめんなさい)

涼しくなった車内で、私はそんなことを考えていました。

・・・

閑話休題。

2月の別称は「如月(きさらぎ)」です。
如月とは、「更衣着」即ち「寒いので衣(キヌ)を更に重ねて着る」という意味です。

寒い時は先ず服を重ねる。暖房はその次。
2月は、この至極当然な事を思い出す良い機会ではないでしょうか。



* 省資源・省エネルギー月間 *

2月は暖房など家庭のエネルギー消費がピークになる時期のため、1976年(昭和51年)3月に経済企画庁と「資源とエネルギーを大切にする運動本部(当時)」が決定。1977年(昭和52年)からキャンペーンを展開。
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by taka-sare | 2006-02-01 23:59 | 自然・季節に触れて | Comments(0)
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