最近、背中を丸め「寒い寒い」と口にすることがしばしばあります。
今年の冬はとにかく寒いので、仕方がないとは思うのですが あんまりこの状態が続くと、体のみならず心まで縮み上がってしまいそうで 気分的に宜しくありません。 (心が縮こまると、発想が貧困になったり、精神が病んだりしますからね) こういった時は、美味しいものを食べ、心や体に栄養を与えるのが一番です。 でも贅沢をしてしまうと、今度は懐が寒くなってしまいます。 では一体どうすれば? ここはやはり、安くて美味しい“旬”なものを食すに限るでしょう! ということで、昨日はこの季節ならではの食材を探してみることにしました。 ・・・ [寒締め 縮みほうれん草]しおれているように見えますが ”縮み” の名が示す通り これが通常の姿です。 今回はオヒタシにしましたが 常夜鍋にも良さそうです。 冬の寒い時期になると、その時期だけにしか食べられないものが幾つかあります。 その中の一つがコレ、寒締め”ちぢみ”ほうれん草です。 冬場のほうれん草は、甘みがあって美味しいと良く耳にします。 夏と冬のほうれん草では品種的に違いがあるから? 確かにそれも関係しているかもしれません。 しかしその事を差し引いても、冬のほうれん草が甘みを持つのには理由があります。 ほうれん草は厳しい寒さにあうと、自ら生育を遅らせたり停止したりします。 また、霜や氷点下の寒さで凍りつくのを防ぐ為、細胞中の水分量を低下させます。 そうやって、ほうれん草は寒さから自身を守ります。 細胞中の水分量が少なくなると、糖分やミネラルは凝縮されます。 結果、冬のほうれん草は甘みがあって美味しくなるのです。 寒じめ縮みほうれん草の栽培は、このメカニズムを利用しているというわけです。 ・・・ 厳しい寒さにほうれん草は縮み、そして百姓も縮む。 二つの生命が、”寒さ”という厳しい状況に向き合い そうして初めて、このほうれん草の美味しさは生まれます。 この風味の濃さは、即ち、命の濃さというわけか... ただ寒い寒いと縮こまっている私とはワケが違いますね。 ほんの少しですが、背筋が伸びる思いがします。 * 寒締め縮みほうれん草 * 「寒じめ」とは、ビニールハウス内で野菜が育った状態の時にビニールを外してしまい、意図的に寒気にさらす方法。急な寒気に当たることで、ほうれん草は葉が葉脈にそって縮まり、また、丸みをおびた厚みがある緑の濃い葉になる。一般的なほうれん草に比べ甘味が濃い。 おとといの月曜日に野菜売り場で生まれて「初めて縮みほうれん草」を目にしました。 「なんじゃこりゃ?」ってよーく見たのですが、「変なの~」と思い通り過ぎました。なのでここで説明を受けるなんて・・・ちょっとびっくりです。 ていうか、このほうれん草を知らなかった私はまずい?! >ちょびさん
「縮みほうれん草」は東北地方が力を入れて栽培しているようですが、最近?は、茨城も力を入れ出した模様(正確ではありませんが)。 近頃は九州でも作っているようなので、全国的に広がっているのでしょうかね。(その辺りの事情に詳しい方は教えて下さい) 良く目にするようになったのは最近ですから、知らなくてマズイと言うことはないと思いますよ。かく言う私も、食べるのは今回が初めてです(笑)
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