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ミサヤマデイズ 2015・秋 〜トレッキング編 〜

旅烏生活に一区切りが付いた9月の初め。

ようやく旅行が出来るということで(今年に入り一度も旅行なるものをしていなかった)今年も行ってきました、霧ヶ峰に。実は今年の旅行先第一候補は長崎でした。が。。。もうね、年に一度は足を運ばないと、気持ちが落ち着かない体になってしまいまして。

・・・

移動日の前日、夜通し仕事でヘロヘロになっていた自分。

「こりゃー、渋滞に巻き込まれたりしたら心が折れるかもなー」
「だったら、前日の夜のうちに移動して車中泊しちゃった方が楽だな」

と思い立ち。夜の9時過ぎに自宅を出発。金曜日の夜だったので渋滞もなくスイスイ〜。で、予定通り、0時頃、霧ヶ峰にある霧の駅に到着。

昨年は一寸先は霧、が大袈裟ではないくらいの濃霧でおっかないにも程がありましたが、今年は驚く程の好天で雲一つ無し。月明かりが眩しい程でした。


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満天の星空だったので、寝る前に一枚パチリ。この日の夜はシュラフに入って丁度良い位の寒さ。うーん、地元では考えられんのぉ。と呟きながら就寝。



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快適な気候のおかげで最高の睡眠となったか。翌朝の目覚めは最高。窓の外を見ればちょうど夜が明けるところ。静寂と美しさにしばし言葉を失う。



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よし、夜明け前の八島湿原の様子を見に行こう!と車を走らせ、広場へと歩を進めると。。。湿原一面に雲(霧)のベールが(以下、写真をクリックすると拡大します)。



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夜から朝へと移ろう瞬間。刹那、この世のものとは思えない光景が目の前に。。。ここは天国なのか?いいや、キリガミネさ。



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しばし、神々しいまでの湿原を堪能した後、故郷、ヒュッテみさやまに足をのばす。そう、朝食用にお湯を沸かそうとするも、バーナーの調子が今ひとつだったので、お湯を頂こうと。しかし、ちょっと早すぎたか、小屋の中から活動の気配はなく。起こしちゃ申し訳ないと、静かにその場を後にしました。



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その前に、気温を調べておこうと、小屋の柱にある温度計を見てみると。。。さすがはリアル霧ヶ峰。それも霧ヶ峰 of 霧ヶ峰と言われるミサヤマですなぁ。ちなみに車山辺りは10℃くらいだったそうです。



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この日の行動は風まかせでと考えて特に計画はしていませんでしたが、朝からかなりの好天具合だったので、八島ビジターセンターの駐車場に戻り、トレッキングの準備をば。

鷲ヶ峰を望むと、あたかも山頂から龍が昇る様のような雲が。これは吉兆か!?ということで、マイナーで時間のかかる外輪コースを歩く事に決定。



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外輪コースの入り口は笹薮で道が見えにくいので注意が必要。これ、慣れていない人は迷うだろうなぁ。前日まで大雨が降っていたらしく、足下はグチャグチャ。草は雨露だらけ。めんどくさがってカッパのズボンを履かなかったので、あっという間に膝上までビショビショに(ちなみに、妻はちゃんと履いていました)。



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急登坂中、振り返ると、眼下に八島湿原の姿が。ここまでは薮と林に景色が阻まれ閉塞感を感じていたので、一気に爽快な気分に。同時に、この辺りから斜度も緩やかに。



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稜線に出ると、これぞ!という霧ヶ峰の光景が延々と広がります。天候がよく、風が強かったので、濡れたズボンが一気に乾く。キモチイイー!!



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空が近い!



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進行方向の右側を望むと、有名な物見岩が(超望遠レンズで撮影しているので、実際はそれなりに距離はあります)。あちらはメジャーコースなだけあって、多くの人の姿が。



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絵はがきで見られるような緩やかな起伏の連続。1600〜1800mの地ということを一瞬忘れる、不思議な所です。



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とにかく風が強い当地。日々、風に抗った結果の姿。



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北の方角を望むと、谷下から尾根上へとアサギマダラが断続的にヒラリヒラリ。久しぶりの好天に、一気に彼の地へと渡り始めたのだろうな。何度体験しても、渡りの瞬間に出会すと胸が高鳴ります。



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その後、トイレ休憩をかね車山肩で小休止。後、車山湿原を眺めながら車のある駐車場を目指す。



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もはや故郷と言うべき旧御射山神社近くまで戻って来たー。


この後、ヒュッテみさやまにて、しばし珈琲ブレイク。後、荷物一式を取りに駐車場へ戻り。再び、木道を歩き宿泊先のヒュッテみさやまへ。

途中、通りすがりの山好きと思わしき初老の女性二人に「今日はどこかでキャンプでもされるの?」と声をかけられる。「いえいえ、この先のヒュッテみさやまに泊まるんですよ〜」と答えると「あら、私達、昨日までそこで泊まっていたのよ」と。

確かに、トレッキングにしては、な大きめのザックを背負っていたからね〜(苦笑)。



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駐車場から木道を20分歩いてヒュッテに到着。



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軽く汗をかいたので、特等席のテラスで至福の一杯を。くぅ〜、たまらん。でも、夕闇と共にビールの気分じゃなくなる。つまりは寒いと(笑)



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今回、歩いたコースを振り返りながら。

休憩、撮影を含めて全行程4時間ちょい。難所はほとんどなく、丁度良いコース。但し、雷が多発する時期は逃げ場がほぼ無いので、かなり注意が必要です。
by taka-sare | 2015-09-26 21:20 | 自然・季節に触れて
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