[いつ以来だっけ]

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先日、車中にて、友人とモーツァルトのレクイエム(チェリビダッケ指揮)を聴いた。凄かった。しかし、運転中に聴く音楽では無かった。何故なら、この演奏を前に正気を保ち運転をするのは、あまりにも大変だから(笑)

そんなことがあってか、それを機に、家にあるチェリビダッケ指揮のCDを久しぶりにじっくり聴いてみる事にしました。

私が所有するのは全部で7枚(1枚は海賊版)。その中から、この日は、この1枚をチョイス。

・チャイコフスキー:幻想的序曲「ロメオとジュリエット」
・バルトーク   :管弦楽のための協奏曲
(指揮:セルジュ・チェリビダッケ/演奏:ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団)


チャイコフスキーは、手厳しくて有名なチェリが褒める数少ない作曲家の一人。それ故か、音の密度が物凄いことになっています。

正直、この「ロメジュリ」は個人的にピンと来ない曲で、若き日よりこれまで、積極的には聴いて来ませんでした。が...初めてこの演奏を聴いた時「君にこんな一面があったなんて...」と愕然。直ぐさま、それまでの考えを改め直したもんでした。

ただ...この演奏には大きな欠点が一つありました。それは、この演奏だけで、もう十分に満足してしまうこと。ゆえに、次のバルトークの曲まで聴き続けられないことがしばしば、なんです。そして、この日もまた...(苦笑)

で、日を改めバルトークを聴きました。ちなみに。このCDはライブ録音なので、追体験すべく、チャイコフスキーから通しで聴きました。結構、律儀なんです、自分(笑)

・・・

管弦楽のための協奏曲...通称「オケコン」は、バルトークが晩年に作曲した作品で、名盤と呼ばれているCDが幾つもあります。これまで、そういった中から、幾人かの指揮者のものを聴いてきましたが、なるほど、確かにそのどれもが魅力に溢れていました。が...箇所は違えど、どの演奏も、のめり込めず中だるみをしてしまう部分が出て来るんですよねぇ。これは、僕自身のせいなのか、曲のせいなのか、はたまた、指揮者や演奏者のせいなのか。

それを知るべく、その後も、色々な演奏を聴いていくことになるのですが、結果はやっぱり同じでした。

てことは曲なのか。まぁ、ちょっと取っ付きにくい所はあるからねぇ。

なーんて、勝手な結論付けをして一件落着としたのですが(自分の中でね)。これまた、この演奏に出会い、その考えは取り下げることとなりました。

え?ここって、こんな旋律だったっけ??
あれ?こんな音が使われていた?
そうか、この前後の音は、このハーモニーの為だったのか。

などなど。

素人ながら、気付き・発見の連続で、もう目から鱗がボロボロ落ちて止まずでした。おかげで、後で掃除が大変で仕方がなかったこと。。。

言葉では上手く説明できないんですが、今まで所々にかかっていた霧が、すぅーーーっと晴れたような、そんな感覚。結局、超スローなテンポな演奏にも関わらず、演奏が終わるまで集中力が途切れる事は一度もありませんでした。

・・・

と言った具合に、私に多大なる影響を与えたこのアルバム。
久々にじっくり聴きましたが、やっぱりいいですね。
思わず、目を瞑って聴き入ってしまいましたよ。

うーむ、これも、運転中禁止CD決定だな。

・・・

超スローテンポ、独特の世界感ゆえ、好き嫌いはハッキリ分かれるのは間違いない。それどころか、こんな演奏ダメダメでしょ!と全否定する声も少なくないと思います(実際、よく耳目にする)。でも、これは間違いなく凄い。少なくとも僕はそう思っています。

名峰?それとも、迷峰?

もし未踏であるならば、是非一度登って判断して頂きたい独立峰です。



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by taka-sare | 2013-11-08 00:00 | 音楽・芸能・芸術 | Comments(0)
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