昨日、露天販売されていた野菜があまりにも素晴らしかったので
その中から幾つか(白菜・玉葱・カリフラワー)を購入しました。 先ずは葉物から食べるか...ということで この日の夕食は白菜を使ったメニューに決定。 加えて、この日はとても寒かったので、迷わず鍋に決定。 白菜と鍋...となると、定番の「常夜鍋」のお出ましです。 ・・・ 昔の文士(久米正雄)や、現代の作家(向田邦子など)が その美味に親しみ愛したと言われる鍋...常夜鍋。 その名前の由来は、「毎晩でも飽きずに食べ続けられるから」と言う説や 「一晩中食べても飽きないから」と言う説が有るようですが どちらか正しいかは分かりません。 要は、”飽きない鍋”ということなのでしょう。 ・・・ 食べ方は、多種多様あるようですが 水とお酒を同量で割ったもの(ダシは昆布)に、豚肉とほうれん草をさっとくぐらせ、ポン酢等で食べるのが一般的?なようです。 [常夜鍋] ほうれん草ではなく白菜を使い それを、特製味噌ダレと大根おろしで食すのが我が家流。 豚肉の甘さと白菜の甘さが相まって、何とも優しい味に仕上がりました。 ”かんずり”との相性も抜群です。 ・・・ 今朝は、残った汁を漉して、白菜とうどんを入れて食べました。 折角なので、取り皿に汁のみを入れ 天然塩をひとつかみ入れたものや、醤油を一差ししたものを愉しみました。 これは美味しくてヤミツキになります。 これなら、常夜食べてもいい...かな? * かんずり * 越後新井の伝統的な香辛料調味料。 一年で最も寒い季節に仕込まれることから 「寒造里」とも書く。 その昔、軒下に吊した唐辛子が雪の上に落ち数日経ったものを食べてみたところ 独特でまろやかな辛さの唐辛子になっていたことから かんずりは雪にさらすという行程を経て造られるようになったとか。 雪ざらしした唐辛子に、米糀、塩、柚子(その他数種の香料)を加え 三年間熟成発酵を繰り返しながら、香料が中和する時をじっくりと待ち ようやく甘味のある"かんずり"となる。
by taka-sare
| 2005-11-20 15:51
| 飲む・食べる・呑む
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