[アナゴでもなければ、ウナギでもなし]

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ちょっと前の話になりますが、備忘録ということで。

「新潟からアナゴの浜焼きとかいう奇妙な食べ物が届いたんだけど、食いに来ない?」

ある日友人からこのような連絡が入りました。「新潟」「奇妙」。この二つの言葉を聞いて先ず思い浮かべたのは「ゲンギョ」でした。しかし届いたものは「アナゴ」だと言います。確か新潟のアナゴって言えば...と、知識としては何となく記憶にあるものの、それ以上は引き出しから出てきません。それもそのはず、見た事も食べた事も無いのだから。とくれば当然二つ返事で「食いたい。行く」となるのは火を見るよりも明らかなわけで。

果たして、その謎の黒い物体との対面がかなったのですが、これが本当に奇妙な物体Xでありました。「どこが顔やねん!」みたいな?(笑)。うーん、見た所、ヤツメウナギの仲間のようだけど...ま、何はともあれ先ずは食べてみてからだなと、焼き香が漂ってきたコヤツをムシャっと頬張ってみることに。すると。。。おぉっ!先ずその食感ですが、クニュっとしたかと思えば、後にしっかりとした歯ごたえもあってこれが実に面白い。でその風味はと言えば、苦味とコクが全体を覆い、その後、何やら苔のような香がじわじわと広がるではないですか。うーむ...肝が満載の魚を喰っているみたいだ。これは「美味い」と表現するよりは「旨い」と言うべき風味ですね。ま、人によってはいわゆる珍味の類かもしれないですが、私は結構好きだなぁ。他の人はどうなんだろう?

・・・

それにしても、一体この生き物はなんなのだろうか?一応、生き物の世界に足を突っ込んでいる人間としては、その辺りがとても気になるわけで。そこで帰宅後早速調べてみることに。結果、コヤツには「クロヌタウナギ」という名が付いている事が判明しました。「クロヌタ...はて?そんな名前の魚なんておったっけか?」。ヌタって言うくらいだから、沼田のようなドロドロした所に棲んでいるのか、もしくは、ヌルヌルしたやつなのかしら...(後者でした)。そこでもう少し調べてみると、コヤツには別名(クロメクラウナギ)が付いている事が分かりました(というか、コチラが元の名)。「なーんだ。お前さんはメクラウナギの仲間だったのね」。いやースッキリしたー。

それにしても、何故名前が変わったのだろうか?。またしても疑問が再浮上。で、さらに調べてみると、なるほどついぞ数年前に「蔑称となり得る」という理由で改名していたのですね。魚類は門外漢なので全く知りませんでした(参照)。んー、となると他の種も...例えば昆虫とか...それに該当するものは無茶苦茶あるけれど...それらはどうなるんだろう(蔑称については色々と思うところがあるけれど、書き出すと長くなるのでここでは割愛)。
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by taka-sare | 2009-09-13 19:46 | 飲む・食べる・呑む | Comments(2)
Commented by まき子 at 2009-09-15 09:33 x
新潟のおやぢさまからは
「クロメクロウナギ」って聞きました~。
なんだかアチコチで名称も変わってそうです。
そうそう・・・「おいしい」じゃなくて「うまい」ですよね、あの味♪
あああまた食べたい~。
しかし、あの状態で串に刺さってたら、何も知らない初めて食す人は、
ぶつ切り&生姜醤油にして食べる、なんて思わないですよね。。。
Commented by taka-sare at 2009-09-15 12:48
■まき子さん
仙亀との組み合わせが堪りませんでした。

>ぶつ切り&生姜醤油にして食べる、なんて思わないですよね。。。
はい、思いつきもしませんでした...
当然、迷う事無く串に刺さったコヤツにかぶりつきました(笑)

あ、「クロメクロ←クロメクラ」ですよね?
その内、アホウドリも改名されてしまうのでしょうか...
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