[蕎麦の旨い羊食屋]

29日、とある方から届いた一通のメールに目を通す。

「30日の昼、ちょいとお蕎麦屋さんでお酒でもせーへん?」

えーっと...30日かぁ...って明日じゃん!と、パソコンの画面につっこむ私。そりゃもちろん昼の蕎麦屋酒は大歓迎です。しかし、指定された店がいくら近くにあるからとはいえ、平日、それも昼となるとさすがに時間を空ける事は...

で、誘い主に以下の返事を送信。

「はい、空いていますので是非!」

え???

はい、これは別名バッカスの化身とも呼ばれる方からの誘いなのです。その神たる方の誘いとあらば、迷える子羊たるワタクシは万難を排し馳せ参じるのが道理、世の習いというもの。そういうわけで、30日は何の問題も無く酒宴が行われる事となったのでした。

(注:話の一部はフィクションです)

・・・

以下、本当の話(笑)。

昼酒の誘いを受けたその日は、偶々休みで、かつ何も予定が入っていませんでした。なんて好都合!(ていうか、もしや私のスケジュールバレてる?笑)。なので喜んでご一緒させて頂いた次第。

前回は大雪だったけれど今回は?と思いながら家を出る。すると外は高温多湿の灼熱地獄。うーむ、ってことは、強力な晴れ人間が同席すると極端な天候になるってことなのか?

待ち合わせ時間に少し送れ到着。店に入り既に着席している友人に「お久しぶりです〜」。思えば前回から約5ヶ月ぶり。相手のブログを呼んでいるせいか、つい会っている気になっているけれど...本当に久しぶりなんだなぁと改めて。
いやー暑いでんな〜という会話もそこそこに、先ずはビールで乾杯〜。ふぅー沁みるぅ!喉が潤い身体の熱が落ち着いてきたところで、平日昼酒会の宴がスタート。この日も基本的に店主にお任せとしたのでお気楽だぁと思っていたら...さに非ず。私には、あらゆる情報を店主とアイコンタクトでやりとりするという任務が用意されていました。サッカーで言うところの、ピッチ上を全体視しながらパスの出し入れをするトップ下の役割といった感じでしょうか。直ぐに、私からお気楽気分が消えてなくなったのは言うまでもありません。飲みかけのビールの泡と共に(嘘)。


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先ず最初に出て来たのは「トリッパのトマトソース煮込み」。え?蕎麦屋で何故イタリアン??と思うなかれ。ここは蕎麦屋であって蕎麦屋に非ずなのですから(笑)。実はこれにはちょっとしたワケがあるのですが...ま。杉錦が気持ち良く合います。


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次いで蕎麦豆腐が登場。これを見てようやく脳が「蕎麦屋」に居る事を認識。

その後、蕎麦屋である事を駄目押しするように(笑)穴子の煮こごりが登場。やはりコイツは危険な品ですね。否応無しに酒がすすんでしまって仕方がありませぬ。私ですらそう思うのだから、底なしの友人はさぞや。


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しばらくして厨房の店主から「そろそろ出すよ」と合図が。で「揚げ湯葉&生湯葉」...所謂このヌキが登場。同時に友人の目がキラキラ。一口食べるや今度はウルウル。うんうん分かるなぁと思いながら私も一口。思わず「あー、やっぱり旨いなぁ」とつい声を漏らしてしまう。拙ブログで書いた通り、やはり3種の薬味は大事だなぁと再認識。


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その後、ゴルゴンゾーラの塩粕漬けが出て来たり...


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マトンの焼き肉が出て来たり...


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鮎のナレが出て来たり...


えーーっと...ここ何屋だっけ?

いや我々は嬉しいんだけどさ...
テーブルの周辺、色んな匂い(特にマトン臭)が漂っているけれどいいのかい?
営業妨害になってないかい?
と、さすがにちょっと心配になってくるんだけど(笑)

店員さんはプロ(慣れている?)なので、さらり「こちら、・・・になります」といった具合に出してくれます。でも、見るとそのほとんどがメニューに載ってない品ばかり。中には上のような「?」なアテがあったり。そんな具合だから両隣の客達の目は皆もう「!?」。マトンの時なんてもう完全に釘付け状態で。視線をビッシビシ受けまくっていました。もちろんコチラはそんな事に構うことなく「こう来たか!」「こりゃたまらん」と盛り上がりってましたけどね(笑)。それが功を奏したのか、近くの男性が小さな声で「今度来た時はお酒を飲んでみたいね」といった様な内容をヒソヒソ。オー!はからずも燗酒普及に貢献しちゃったかも!?(幻聴だったりして)

昼のピークが過ぎ客が減ってきたところで「蕎麦出すよ」と店主。と同時に「すみません、あと一本いいですか?」と友人。あれ?なんか前にも同じ光景を見たような...デジャヴ?(笑)


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〆に出てきたのは十割。最後の最後でようやく蕎麦屋っぽくなりました。産地は噂の徳島。まだ商品化されていないものを出してくれました。「まだ調整中なんだけど」と言う蕎麦をひと手繰りしてみると...おぉ、穀物の香り、そして最後に静かに甘さがフワリ。素人なので詳しくは分からないけれど、いつものものとは異なる特徴的な風味がして楽しい。これを食べてようやく、ココが蕎麦屋であると言う事を再び脳が認知。いやはや、危うく蕎麦の旨い羊食屋と思ってしまうところでした...

・・・

友人が蕎麦を食べ終わり、そして、客が我々だけになったことを確認した私は、とあるものを飲んでもらうべく、席を立ちました。その「とあるもの」とは一体...?

長くなったので、つづく(え?もういい??)
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by taka-sare | 2009-08-02 18:22 | 飲む・食べる・呑む | Comments(2)
Commented by まき子 at 2009-08-02 22:55 x
お隣のおばちゃんに、とってもガン見されたのは、
やっぱマトンの香りだったのでしょうか(笑)。

それにしても、ホントに「ダメもと」だったんです。
「あした、いきなりOKですか?」
なんて言葉、普通であればまかり通りません(汗)。
本当に、たまたま空いていて、そしてお付き合い頂いて、ありがとうございました!!




Commented by taka-sare at 2009-08-03 02:55
■まき子さん
>やっぱマトンの香りだったのでしょうか(笑)。
おそらく。。。
実は、その他全員にガン見されていたのかも(笑)。

>それにしても、ホントに「ダメもと」だったんです。
いえいえ、こちらこそ有り難うございました。
これまで平日昼酒に付き合ってくれるのは二人しかいなかったので(笑)、とても嬉しかったです。

> 普通であればまかり通りません(汗)。
ご存知の通りワタクシ普通ではないので(笑)、気が向いたときは気軽に声かけして下さいませ。
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