[俄都民の日々2]

都民の日々3日目は、行こうと思いつつ先送りなっていた上野へ。とその前に、バスを乗り継いで竹の塚へ向かい、気になっていたラーメン屋で腹ごしらえをすることに。

e0011761_140037.jpgわんたん鶏塩めんなるものが人気らしいので迷わずそれをオーダー。店内の説明書きにある通り、個々はこだわっている感じは伝わるものの、一杯のラーメンとしてみると調和がとれていない印象。やりたい事があり過ぎて飽和してしまったって感じかなぁ。なんて偉そうに。なお、一番気になったのは室内温度でした(寒過ぎてゆっくり食べられなかった)。



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その後、目的の催し物へと向かう...








e0011761_1402571.jpgあ、行ったのはこっち、阿修羅展です。でも、生物好きとしましては本当に大恐竜展も行ってみたいと思っています。
ピークになるであろう時間をずらした結果の待ち時間は30分。まぁ予想よりも早く入れました。相変わらず順序良く見て回る日本人。なのでこちらはいつものように見やすい展示からランダムにまわる。阿修羅展は、かつての北斎展のように展示数が多くないので、あれもこれも!という変なプレッシャーが無く一つ一つ余裕を持って鑑賞出来ました。目玉となっている阿修羅像へと足を運ぶと、予想通り像を中心に人が同心円上に群がっておりました。その様はまるで太陽系または曼荼羅のよう(に見えなくも)。スタッフが「他のお客さんが見れませんので時計回りに回りながらご鑑賞下さ〜い」とアナウンスをするも、最前列の方々は太陽の重力から逃れられないかの如く微動だにせず。その中に割って入る気力のない私は、冥王星あたりの軌道を回りながら阿修羅像を鑑賞することに。

薬師寺展同様、全方位から鑑賞すると対面式では感じなかった部分に気がつき、とても興味深いものがありました。先ず感じたのはその重心(またもや)。阿修羅像は体重がどの方向にも偏っておらず、まるで力みが感じないのです。上半身はあれほど動きがあるように見えるのにも関わらず。これは人間業ではありません。これまでその異形の姿こそが人間と一線を画す部分と思っていましたが、いやいやこれこそがそうなのだと感じた次第(そう言った意味では、日光・月光菩薩立像の方が人間サイドな感じがする)。その非現実的な感じがあるからこそ、阿修羅独特のえも言われぬ表情が生きるのではないかなぁ。と思ってみたり。

...と、このように感じる事が出来たのは、きっとアウェーだからかもしれません。やっぱり本来の場所で見ると神々しさが増すせいか、どうしても、純粋に、いちアートとして見る事が難しくなるような気がするんですよね。そういった意味では、このような機会があることはとても楽しく有り難いことだなと。
  
あ、あと強く感じた事を一つ。正面から左45度の角度。ここを中心に右から左へと動きながら見たときの表情の変化。これが個人的にとてもたまらないものがありました。もしこれから行かれる方は、一度試してみて下さい。
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by taka-sare | 2009-05-10 23:49 | 出先・旅先での一コマ | Comments(2)
Commented by まき子 at 2009-05-12 16:40 x
日曜日だったかなぁ、TV番組でちょうど、この阿修羅像についてのドキュメンタリーみたいなのがやってて、
思わず食い入ってみちゃいました。
他の阿修羅像と違って、正面・右・左の顔の違いが、
一人の少年の成長を謳ってるんだそうですね~。
目の涙袋もポイントだとか。
確かに、この目の感じ、「破壊の王」というよりは悩める少年、みたいな。
Commented by taka-sare at 2009-05-13 23:07
■まき子さん
もしやその番組は見たかったやつかも・・・

懺悔の表情とも言われていますが、実物を改めて見てみると、他にも様々な思いが感じられたり。とても興味深いものがありました。

多くの人が直近からのみ鑑賞していましたが、表情に関しては離れて見たほうが良いような気がするんだけどなぁ(と独り言)。
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